3月大学院卒業のつもりが予想外の事態(忙しさにかまけて研究がおろそかになっただけですが)で、留年になってしまった件は先般報告ずみです。あと半年間だけの留年を決めて、研究論文の作成にネジを巻いているところです。研究テーマに選んだのは、3.11の原発事故で避難を余儀なくされている福島県内の住民の皆さんの中で、ここのところ避難地域指定が解除されて戻ることを決意された方々にとって、何が必要とされているかを直接聞き取ろうという試みです。毎年行われている政府の調査では触れられていない、「労働や活動や生きがい、張り合い」といった人が良く生きる上での必須事項について、どのような現状にあり、自治体施策としては何を準備していかねばならないのかを明らかにするための研究です。
今回は千葉から車で現地に入り、6市町村を移動して、キーマンと実際帰還されている住民の方、自治体の担当者らからお話を聞いてきます。キーマンとは県議や町議、地元の活動リーダー、地区長さん、新規の起業家の方々で、アポをとり日程をとっていただいています。未曽有の大事故のその後を自分なりに見える形で、整理して公表していくつもりです。このような機会を実現させていただくことにご協力をいただいている多くの方々に感謝です。皆様の労苦を活かすよう私も全力で働きます。
※避難者の気持ちを逆なでするような復興大臣はいらない。人はカッとなると思っている言葉が口をつくのだ。この大臣では一丸となった復興はできないし、働く職員も失望しただろう。総理も官房長官もいくら守っても無理な人は無理だ。信頼を失った大臣を早く交代させるのは総理の役割だ。