雨の日曜日。せっかくの産業フェスティバルがこの天候では残念!
先週の木金と、静岡県に委員会視察で出かけた。どこに行っても先行事例ばかりが目につき大変刺激を受けて帰る。が、議会での発言権がほとんどない無所属議員である私には、個人でできることに行動は限られてしまう。
視察に際しては、本題とは別に必ず議会を伺い、議場を拝見する場がある。訪問した静岡県掛川市では、掛川議会基本条例が制定されていて、その中には議会の役割が具体的な行動として制定されている。掛川市では市民に向けての議会報告会を議会が主催し開催しており、毎年500人~600人の市民参加を得て、人口減少社会にどう対応すべきか等のテーマで報告と意見交換がなされてきている。本来の議会の役割が着々と取り組まれている事例を目の当たりにして、我が市議会を振り返ると、なんとも残念な事態である。議会改革という分野の本筋には、ほとんど着手できていない。
今日日曜日の東京新聞に、アメリカシリコンバレーに営業で出張した女性社長のコラムがあった。そのスピード感に驚いたという。聞いた話だが同僚社員がある朝突然クビを言い渡されて、その日のうちに会社から連れ出されたとのこと。「日本人はぬるま湯につかっている」と警鐘を鳴らされているという。
ぬるま湯状態は、見て見ぬふり状態でもある。事態を正確に受け止め、各機関、個人がすべきことを実行するスピードが必要だ。議会もしかり、役所もしかり、私個人もしかり。