つまり本日3月22日、議会の最終日ということで、議員、市長、職員等の報酬・給料が提案され審議された。手当てを0.1か月分増額させ、年4.2か月にするという提案である。職員の給料は議会で直、審議するが、議員と市長等の特別職の報酬は、民間人で構成する報酬等審議会に諮問され協議され、答申を市長に出すという手続きを踏まれている。
委員からどのような発言があったか、非正規雇用が増加し賃金が低迷する中で、報酬が上がることに皆納得しているのか、注文は何かつかなかったのか・・等々を質問したが、結局、委員からは何も意見はなく、市長からの諮問内容が決定したということ。何も意見も出ないって・・そのことの方にショック大。この答申に基づいて、報酬が決定されるというのにである。民主主義では、あらゆる人の目や意見が反映できる仕組みが用意はされていて、そこに携わる市民委員の方々も専門職の方々も、各自の立場ではそれぞれ大きな判断をなさっているはずである。にも拘らず、その知恵を審議会の場面で発揮していただけない、単なる形だけの手続きに終わっている。せっかくの仕組みを機能させていないことが残念でならない。その理由はなにか?発言を歓迎しない強いプレッシャーがあるのか?要するに権力は市民にはなく役人が持つからなのか?大いに気になるところである。