読みかけの本を読み終えるその時間がなく、ここ半月ほど経ってしまったが、今日は夕方から事務所で一人ゆっくりする時間があった。気に入りのアルトサックスの曲とビールを用意して、さらに季節外れの寒さでストーブに灯油入れて、読書時間を確保した。至福の時である。自宅にサッサと帰らず事務所で過ごすひとときは格別である。
本屋でたまたま手にして買ってきた、丹羽宇一郎さんの「戦争の大問題」(東洋経済新報社発行)、実際戦場から帰還した数少ない元兵士の方からの聞き取り証言から始まり、最後はリーダーはいかにあるべきかに至るまで、非戦を求める著者の強い意志で貫かれた内容である。ずっと手元に置いておきたい言葉の宝箱のような本であるので、是非ともおすすめしたい。