貝殻山公園に設置されたブロンズ像「いのち」の製作者である故酒本雅行さんが、亡くなるまで取り組んできたのが仏像彫刻である。晩年にかけての長期間にわたり手掛けてきた仏像数体が松戸市稔台の證誠院に設置されている。火を焚いてお経を唱える真言宗の護摩供養お堂に設置された、ケヤキに彫られたという軍荼利明王は、さすがに撮影はできなかった。代わりに門の両側で睨みをきかせてくださっている仁王像、阿形と吽形の迫力をご覧いただきたい。人の命は限りがあるが、芸術家は唯一無二の形あるものを残してくださるので、いつまでもそこに魂が居座っているようだ。
毎月、8日、18日、28日に護摩供養によりお堂の中に入れるので、軍荼利大明を是非、ご覧いただきたい。
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