今日も事務所にいると「昨日子どもが保護されてしまいました。どうか助けてください」電話が入る。経緯を聞き取りしているうちに先方もだんだん落ち着いてくるのが分かる。だまし討ちのように、パパママが後から来るから的な嘘を言われて、親への聞き取りの間に連れていかれたという。泣き叫んでいるのではないかと母親は困惑していた。
今日は一日事務所にいて、今日までにと約束をしていた、裁判所に出す意見書を作成して送った。裁判所への資料を作成したのは2度目。児童相談所宛ではなく裁判官に向けての訴えなので、やってみる価値はあると思い、今年は意見書作戦の効果を見てみようと思っている。虐待を疑って一時保護したお子さんを施設入所させようと児相が判断した場合、親が同意をしなかったら28条審判といい、裁判所に判断を求めることとなる。
今回は裁判所の調査官による児童への聞き取り調査の結果、「僕が違うと言ったのに、聞いてもらえず一時保護になった」と小学生は母が叩いたという周囲の話を否定したと明言した。はっきりと子供が冤罪による保護だと訴えているのに、それでも児相は施設入所を主張しているケースだ。この国は、親子分離を目的にしているように見える。拉致国家と言われても否定できない。