12月16日月曜日午前中、鹿児島県庁にて記者会見に同席した。児童本人の意思により1年半在宅で暮らしながら、法的には一時保護状態にあった児童に対して、一時保護解除の見通しが伝えられ、同日午後に児童相談所職員による児童の安全確認の予定が組まれた。その経緯と今後の見通しをメディア向けに報告するための会見となった。
私は、当児童の父親からの訴えを以前より受けてきており、1年半、いつ再保護されるかもしれない恐怖と家族は戦いながら過ごしてきたが、来春から小学校入学を控え、このまま実態と違う制度的一時保護状態が続いていては、義務教育を受ける機会が提供できなくなるため、先ごろ鹿児島県知事に父親とともに一時保護解除の要望書を提出してきた。その関わりから、鹿児島に出向きこの会場に同席することとなった。
午後の安全確認は、家族の緊迫感「保護解除をエサにしてまた子供を連れ去りに来るのではないか」という恐怖感が伝わる時間となった。このように怖がる家族と本人がいること、職員は子には接触しないこと、可能な限り限定的に短時間で済ませて欲しいことを依頼して予定通り終了した。次は家庭訪問とのことで、それが済み問題がなければ、年内の解除を目指すという。すんなりと解除決定の日を迎えられるよう祈るばかりだ。