今から1年半前、鎌ケ谷市長選挙が間近に迫っていた2021年5月1日号の広報かまがやに記載された北千葉道路の記事を巡り、不服審査の採決が先頃示された。
広報での鎌ケ谷市の主張は「自動車専用道路を地下構造とすると、新たな用地確保が必要で、高架に比べて工事に時間がかかり、事業費も大幅に増加し、計画の実現が困難になることが想定される。」というもの。市民はこの記事記載の根拠となる資料を示すよう求めて情報開示請求を行った。市は公文書開示請求拒否を決定した。つまり、門前払い。当然反論。

北千葉道路地下化への検討要望は、広報発行から2か月後に実施が迫っていた、鎌ケ谷市長選挙にて一候補予定者の選挙公約として掲げられていたテーマであった。
あれから1年半たって、新たな市長名で裁決書が届いた。「鎌ケ谷市区間は現在国土交通省によって調査中であり、市は当該記事の根拠となる資料は保有していない。トンネル構造は高架構造より高額になるという一般論と北千葉道路における経緯を紹介、説明しているものと解する。」というもの。
鎌ケ谷市は市民のために機能する機関である。まじめに働いてほしい。その一言を言いたい。