8月になってから2名の里親さんと話をしてきた。そもそも私がこの児童相談所問題に関わるきっかけを頂いたのも、0歳から5歳まで、5年間特別養子縁組を求めて里親としてお子さんを育ててきた夫婦が、一枚の委託解除通知で子どもを強引に引き離されてしまったとの訴えから始まった。

理由は「子どもの前での夫婦ケンカ」それは心理的虐待であるということだった。その後の児相と警察による家庭訪問を受け入れた際の児相報告では、「入居を拒否した」と事実と違う記載がなされ、拒否するのは危険な里親という理由で委託解除され、すでに4年以上一切接触はできない状態となっている。後日警察の記録を入手すると、自宅内に入り安全を確認したという、事実が記載されており、児相による捏造された報告書はその後も正されることなく今に至っている。この不可思議な児相の対応を目の当たりにしたことで、正に目撃者として今こうした活動を行うに至っている。

里親は実親以上に、児相の言いなりになるしかない、そうしないと子供を取り上げられてしまうという、そうした恐怖心に駆られているいう。また、家庭環境を失った子供のために里親となって......という気持ちで里親さんに登録している方々にとって、実際は養育意欲がある実親から引き離された子どもが里親に委託されているらしいという情報は、里親制度そのものをも揺るがすモラル崩壊になる恐れが高い。

子どもの最善の利益に沿った児童相談所運営を再構築していかねばなるまい。児童相談所だけが一人よがりに大ナタを振り回すような現行制度では幸せになる人はいない。