6月県議会にて一般質問の機会があるので、北千葉道路鎌ケ谷区間早期事業化に向けて、地下への変更なしには折り合いがつかないであろうという趣旨の質問をする予定だ。特にご自身の資産価値、生活環境に甚大な影響が見込まれる新鎌ケ谷地域の住民の方には、是非とも声を上げて変更を求めて欲しい。

流山市で40年前、常磐自動車道路を地下へと変更させた住民の代表者の話を聞き、実際に高速道路が地下に建設された現場に立たせてもらったことがある。見事に騒音、振動、排気ガスから解放され、静かな住宅地が拡がっていた。新鎌ケ谷の区画整理で建設された閑静な住宅地の隣が北千葉道路予定地であることを、住民の方々はご存じであろう。「市や県、国が自分たちの環境を考えて支障がないようにやってくれるに違いない」などと安心していては手に入るはずの、生活環境が酷いものになると推測できる。閑静な住宅地が産業道路の隣の住宅地に変貌ことを皆さんは納得できるのか?できてからでは遅いのだ。

国家の大プロジェクト、国民の利便性のために必要な道路であることは違いない。だからといって、すでに暮らしている住民に甚大な被害を負わせることは許されない。その折り合い点を見出す作業を早急にして欲しい。それは地下への変更に他ならない。当然すべきことである。

新鎌ケ谷地区と北千葉道路予定地(赤線)

流山市内地下には常磐自動車道路が走る