ちょっと前までは考えられなかった。私が世話人を務める児相と親子の架け橋千葉の会では、1年以上前から当事者からの依頼で、児童相談所との面談に同席を進めてきた。当初は、同席依頼してもほとんど受けれてくれる児相はなかった。よって同席も諦めかけていた。しかし、チャンスは来るものだ。令和6年3月、ガイドラインに同席を本人が求める場合、その同席が本人に取り必要な場合は断ることなく許可を検討すること、のようなガイドラインが追加された。この追加を受けて依頼文書フォームを作成し、同席がなぜ必要かを自身で記載して提出するようになってから、格段と許可をいただけるようになった。
冷静に考えれば、同席を認めないなどのイジワルが大手を振ってまかり通り、親いじめが横行していたことがわかる。我が子が連れ去られ、パニックになって母親一人で職員との面談に臨まねばならない苦痛を想像してもらいたい。児童相談所を絶対許さない~と訴える市民を生み出してしまう結果となった。
しかし先ごろは、児童相談所から親を通じて、逆に同席を求められる事態が出現してきている。私含め4人の役員が同様に経験し、複数回同じ当事者の面談に同席してきているので、はっきりと傾向としてわかる。理由はひとつ。同席してもらった方が親とのやり取りがスムースに進むからだ。私が関わった栃木県の事例も3回の同席を通じて、親の同席者の立場ではあるものの、児相職員の間に立って両者の話し合いの調整役を図ることとなり、結果、3カ月後には息子は自宅に戻ることができた。
第三者の同席は極めて効率よいことを千葉県には理解してもらいたい。千葉県だけは当団体からの同席が拒否されている。実際に依頼した際に「同席者ですか、あなたのことを徹底して調べます」と脅されて、皆さんお子さんを持っているので、何されるかわからないから、岩波さん代わりに同席して~とヘルプが来たほどだ。何を考えているのやら。脅かした児童相談所は当然ながら同席など認めることもない。結果、日本で一番長期間子供を収容施設に閉じ込めることになって、子どもを犠牲にしているのではないですか?どうですか?
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