『大きな道路を歩くと警察に見つかり、施設に連れ戻されると思い、狭い夜道を歩いた。向こうから「危ないよ」と止まってくれたトラックに乗せてもらい自宅に戻った。私の他にも酷い目にあっている子どもたちがいるので、それを訴えたい。』と中学生は説明した。
暮らしていた施設では、繰り返しリストカットをしていたが、「外で言わないでね、私が悪いみたいじゃないの」と施設長に言われ、医者に連れて行ってはもらえなかった。施設職員からの自身と家族のことを侮辱する暴言は許せないと説明する。腕にはリストカットの跡が残っていた。施設内で起きた虐待を知ったものは通報が義務なので放ってはおけない。

中学生は直筆で、児童相談所長あてに措置解除の依頼書を書いて提出した。