本日23日、北千葉道路地下化で街づくりの会主催による、「高速道路の上に公園ができた」講演会を開催した。
流山市で40年前、常磐道の地下化を実現した住民運動のリーダー熊田仁一氏(元流山市議)から、運動成功のポイントはなんであったかをうかがった。

将来に悔いを残さぬよう、市議、市長を引き寄せて、市を動かしていくことが原理原則であるという助言をいただいた。道路計画が示され、今後どうなってしまうのだろうかと不安に思った住民が体育館いっぱいに押し寄せ、出向いた当時の市長が「皆さんの意向を聞いて進めていく」と言わざるを得ない状況に追い込んだという。民の力で政治を動かせるかが住民運動の成否を分ける。
理由に使えたのが、1985年の「居住と環境」をテーマとしたつくば万博であったという。常磐道は万博に間に合うよう開通した。

住民運動の成功体験は、私が関わったアクアライン800円運動でも同様。当時使ったのは、国土交通省がその時打ち出していた高速道路社会実験であった。そのタイミングで有効な道具が出現するものだ。