私が世話人を務める、児相と親子の架け橋千葉の会では、隔月奇数月に児相に関わる親たちと時には子が集い、交流会を持っている。その中でも十分に話ができない立場にいる父親が複数いることが気になってきた。それは、父親切り離しを条件に子どもを母親の元に戻す決定をされた父親たちである。疑いを持ったらまずは切り離すという児童虐待対応の結果、証拠もなく、実害もないことが分かっても、父親の切り離しは実行され、なかなか解除されない。
パパを早く家に戻してください。意地悪しないでください。という子の必死の訴えで4ヶ月で自宅に戻れた父親もいれば、2年もかかった父親もいる。全く、戻れる見通しがない父親もいる。日々育つ子どもの姿を見ることができないと泣いている父親もいる。父と会ったらまた保護されると洗脳されている子どもは、父と会いたいと言わないという。一旦強制的にはなされた家族が、元の家族に戻れる道のりは遠い。
架け橋の会では、こうした父親たちの気持ちを相互に話せる場、経験を語れる場を持つこととした。初回は6月11日日曜日。リアル参加もよし、リモート参加もよし。定例化を目指す。架け橋のウェブページから問い合わせください。